It recalled it.


困ったような笑顔を作るあの男の子の事や、やたら片付け上手なあの女の子の事や、ムードメーカーだったあの男の子の事や、すごく賢いのにお酒を飲むといつもお酒に呑まれていつまで経っても彼氏が出来なかったのに、いきなり結婚したあの女の子の事などをふと思い出してセンチメンタルに襲われたりした。


結局、想いが届かなかったあの人と5年ぶりに会った時にお寿司をご馳走したのを思い出した。ほっぺをサーモンピンクに染めて「サーモンがいちばんすきなんだ。」と言ってサーモンばかりを食べるあの人が大好きだった。いまどこにいて、何をしているのかもわからない。


「おんなじ気持ちだね。じゃあ僕らはずっと一緒だね。」と言っていたのに私の前から姿を消したあの人を思い出して「うそつき」とつぶやいた。


今日も体育座り。しかし、前後ではなく左右に揺れています。