It recalled it.


困ったような笑顔を作るあの男の子の事や、やたら片付け上手なあの女の子の事や、ムードメーカーだったあの男の子の事や、すごく賢いのにお酒を飲むといつもお酒に呑まれていつまで経っても彼氏が出来なかったのに、いきなり結婚したあの女の子の事などをふと思い出してセンチメンタルに襲われたりした。


結局、想いが届かなかったあの人と5年ぶりに会った時にお寿司をご馳走したのを思い出した。ほっぺをサーモンピンクに染めて「サーモンがいちばんすきなんだ。」と言ってサーモンばかりを食べるあの人が大好きだった。いまどこにいて、何をしているのかもわからない。


「おんなじ気持ちだね。じゃあ僕らはずっと一緒だね。」と言っていたのに私の前から姿を消したあの人を思い出して「うそつき」とつぶやいた。


今日も体育座り。しかし、前後ではなく左右に揺れています。

ぜったい いっしょに みに いこうね!てゆってた映画を一人で観に行った。ちょっと大丈夫じゃなかったけど、割と大丈夫だったので、「あー、結構だいじょうぶかもー」と、帰宅ラッシュの電車に揺られながらぼーっと考えて電車を降り、バス停までのわずかな距離で人混みにうんざりし、混雑したバス車内ではイヤフォンで雑音をシャットダウンし、降車してから家までのわずかな距離で雨に打たれ、ずぶ濡れになったので家に着くなりすぐさま着衣を脱ぎ捨てて熱いシャワーを浴びた後、5時間くらい体育座りをして朝9時まで眠るつもりで午前2時にベッドに入り、早朝5:30に目が覚めた。

運動会

spaerantha2010-09-18


朝6:30に起きて弁当作って7:30に送り出して、コンビニ行ってデジタルビデオカメラのテープ買って、9時に家を出て小学校に着くなり【ウォーリーをさがせ!】的に7歳の人を探し(2年生、みんな落ち着き無くピョコピョコウロウロしてる)、見つけ出したのでとりあえず記念撮影。
その後、2年生の出場種目の度に一応母親らしく(?)ビデオカメラを握りしめながら「どこ?りんどこ?え?どれ?アレ?あー!こっちか!あれか!」といった感じで、母親と一緒に【りんいちをさがせ!】というゲームを何度かしていたら、頭痛めまい吐き気腹痛といった具合に体調が悪くなり、先生に心配され日陰に椅子を用意してもらって休む。ビデオ撮影は父親に託した。
空は澄み渡り太陽が照っており、気温もそれなりに高いのに寒い。暑さにヤラれたと思ったのだろう。パイプ椅子に座ったわたしに、母が後ろから扇子で風を送ってくれていたのだけど「むり!もう無理!」てなって、おかーさん、寒い…。と告げた。たぶん、あのグラウンドの中でわたしひとりだけが寒がり、わたしだけが鳥肌を立てていたと思う。しばらくして猛烈な吐き気に襲われたので校庭の隅のトイレに駆け込む。3つある個室のうち、ひとつは水が流れない、ひとつは鍵が閉まらない。ので、残りひとつに長蛇の列。白目でのけ反る。
もうどうしようもなく気分が悪いので、なんとか校舎まで歩き(校舎までたった30m位だけどその30mが永遠のように感じました)(今までの経験上、永遠なんてない、あるわけない。って思ってたけどあった。永遠、あった。)事務室のおばちゃんに事情を話し職員用トイレを借りる。20分くらい籠もる。20分後、トイレから出てフラつきながら廊下を歩いて校庭に戻ろうとしていたらさっきのおばちゃんに『大丈夫?顔、真っ青だよ?』と声を掛けられ、だいじょうぶです、だいじょうぶです!(探すゲームする為に戻らなきゃだから)ほんとにだいじょうぶです!」というような会話を交わしていたら意識がフワッとしたとこまで覚えている。

若い女性の声が聴こえるような、聴こえないような、何かを話し掛けられている気がして目が覚めた。『お子さんの学年と名前は?今日は他に誰かと来てます?』と聞かれ、フニャフニャした返答をした。フニャフニャな返答だったけど相手には伝わったようで『あぁ!りんちゃんのお母さんなのね!今、放送入れますからね!』と言って部屋を出て行った。どうやらここはわたしがかつて小学生だった頃、授業中によく仮病を使って来ていた保健室のようだ。あの頃は普通サイズだと思っていたベッドが今ではとても小さく感じる。って、なに倒れちゃってんのわたしー!倒れてんじゃねーよ自分!!と思った。しばらくしてから放送を聞いた母親が保健室に来て、保健の先生(さっきの若い女性)に「トイレに行ったきり戻らないのでどうしちゃったのかと思ってたんですよあははー!」っつって笑っていたので、(色んな意味で)母は強し、ってほんとだなあ。それに比べてわたしという母親は…」と思って、息子よすまん。と思った。

その時がちょうど昼休みの時間で、「ここでずっと休んでるわけにいかないでしょ」と母が言い、車で自宅まで強制送還。倒れ込むようにリビングに横になったら「えー!そこで寝んの!?(邪魔!)」と言われたのだけどもう動けない…。動けないよおかーさん…。寒い…、寒いよパトラッシュ…。状態だったので気にせずその場で横になる。午後の競技が始まるとの事なので、父と母は再度学校へ。パトラッシュに話しかけているわたしはそのまま家で天使が迎えに来てくれるのを待つように横になっていました。いつの間にか眠っていたようで、人の気配を感じ目を覚ます。「終わったぞ」と一言。父でした。わたしはそのままダラーっと横になっていました。数分後、7歳の人が友達を連れて帰ってきてWiiパーティーが始まり、こりゃあこんなとこ(こんな賑やかなとこ)じゃあ休めんぞ!となり、鈍痛のする頭を抱えながら2階の自室に逃げてきました(今ここ)。


7歳の人は今度の土曜日に8歳になるんだけど、ひとりでお風呂に入れるようになったし、歯磨きも自分で出来るようになったし、昨日の夜なんかは仕事を終えて町田からそのまま秩父に帰ってきたわたしの背中を流し、拭き、布団まで敷いてくれました。通っているスイミングスクールではポンポンポーンとテストに合格して、今はバタフライの練習をしていて、英語の教室では小学校高学年レベルの授業を受けている、との事。あいつ(あいつだけが)、着々と成長している。あいつは子供だから成長するのは当たり前で、大人のわたしが【成長】とかおかしいのはわかっています。ただ【母親としての成長】をしていない。もうさー、息子の運動会で倒れる、とかさー、ないよねー。と思って息子よすまん。と思った。明日は幼なじみの結婚式なので慎重にいこうと思います。室内だから大丈夫だろ、とタカをくくっている部分も多少ありますが慎重にいきます。幼なじみの結婚式で倒れる、とかマジないわー。ない とか ある とかの問題の前にめでたい席でそんなの申し訳なさすぎてマジでパトラッシュと一緒に天に召されたくなりそうなので頑張(って倒れないようにす)る!! あと頭痛薬が効かなすぎで泣きそうだし、ひどくお腹が下っているのに、なんか知らないけど甘いものとしょっぱいものが食べたすぎるので誰か早く、出来るだけ早めに抱きしめてください。

spaerantha2010-09-16


高架下の喫煙所で煙草の煙を吐きながら空を見上げ、無限なのかと錯覚してしまいそうな程の、街灯に照らされながら落ちて来る雨粒を見ていたら、あの頃の、あの日のあの時を思い出して切なくなったりした。