船頭日記

既に前歯2本がない、という事すなわち去年のあの夏の日、忘れもしない8月9日に、出勤の為車で家を出、(前日に過剰服用した、気持ちを穏やかにする薬剤やら眠れるようにする為の薬剤やら気分をアゲアゲ♂にする薬剤やらその他もろもろの、計40錠ほどのあれが抜けきっておらず)自宅から300メートルの地点で電柱に激突する、という事故を起こし、ハンドルに前歯2本を強打。よって歯茎の中の骨から何から失っていることは皆さんご存知ですよね。(つい先日728の893から仕事中に、『ピンポイントで前歯2本(のとこの歯茎)を強打してる姿を想像したらすごく笑えるね!おはよう!』というメールを受信しました)(が、無視しました)そんな感じで前歯のないわたしな訳ですが、更に歯を失いました。今年は奥歯です。
今年は、とか言ってると毎年恒例行事みたいな感じなのでマジ勘弁wwと思います。マジ勘弁。

で、今年歯を失った理由は事故です(今年も)。勤務中の事故なのであの歯は殉職した、的に捉えています。25年間ごくろうさま。と思っています。思わせてください。端的に説明しますと、舟を漕ぐための竿がありますよね、船頭の心の臓、とでも言うべき竿。これをその使用目的に沿って使用していたんです間違った使い方なんかしていなかったんです。川底を突き、舟を前進させる。そういう使い方をしていたのですが、原料は竹なのでっていうか、竹そのものが竿なんだけど、そんなに太くないものを使っているのでしなりがあるんです。川底を突いた時にしなりが効いて、握る手の力を少し抜くとびよーんと戻ってくるんですよ。漕ぐ時には竿に全体重をかけるのでその分しなるわけですよね、竿。で、いっしょうけんめい漕いでいたんですが、気温の低さで指はかじかんでおり、疲れで握力がなくなっていて放すタイミングじゃない、むしろまだ漕いでる!体重かけてる!めっちゃかけてる!っていう時に握る力が緩んじゃったんですよね。そしたらもうなんていうの?おまw10代かwwwってくらいの勢いで顔面めがけて竿が戻ってきてうわあ!と思ってよけたんだけど戻りが早すぎてよけきれずにほっぺに竿の先端が!っていう寸法です。竿刺さった。ほっぺに刺さった。刺さったっつってもほんとにぶすっと刺さったわけではありませんが昨夜は真っ赤に腫れ上がり、今日になって更に腫れ、みたいな。で、画像のような感じ(本気で涙目です)(マジ泣きです)で顔面に湿布を貼っています。スースーする成分が目にしみる。で、肝心の歯ですが、ほっぺたへの竿の直撃時に、間に頬肉はあったものの衝撃で欠けたみたいなのですが、それと同時に川の中に消えました。
刺さる「痛い!」ぽちゃん「あれ今なんか落ちた?」
っていう状態でした。ってこれ竿の力すごくね?ものすごい力じゃね?
端的に説明、と言いましたがちっとも端的になっていないので文字数の多さでわたしの心中を察して下さい。とりあえず伝えたいのは、竿で歯が欠けた。ということです。皆さんも船頭をする時には竿のしなりには充分気をつけて下さい。