マイナス思考なわたしたち。 001

消えてゆく流れの中で、忘れそうな過去を引き戻して今を生きようとしている。
今を生きたい。
これから芽が出るタネ、もう芽を出したタネ、これから開くつぼみ、もう咲いてしまった花。枯れたら終わりか?そこで終わりか?どこが花の終わりなの?
儚さにも似た疑問を両手いっぱい溢れるホド抱えて空元気を振りまいている。


タバコを吸いながら昔の事を思い出そうとした。
すると空しさに襲われて、これからどうするんだろう。
自分どうなるんだろ。この状態どうなんだろ。
思い出ではなく自分に対する質問が浮かんできた。
問題は自分がどうなるじゃなくて、自分はどうする。なのに。


そんなこと考えたって永久に答えなんか見つからなくて途方に暮れる。
テレビのスイッチを入れるように誰かが背中を押してくれるのを待つだけでは駄目なのに。


今日たくさん泣いて、誰かが励ましてくれたからって
明日また泣いていても誰にも気付かれないかもしれない。
寧ろその確率の方が高い気がする。
気付いたら誰もいない。みたいな。


自分がしなきゃいけない事は何か。っていうのは分かってる。
強くなりたいんだけど、一人になるのは嫌だ。
何もしなくていい、そのままでいい。って言われても
ほんとに何もしなくていいわけがないし。


落ち込んで、マイナスにしか考えられなくなって、愚痴ってばっかりいる自分が格好悪いって気付くことができる人はカッコよくなれる人であって、その人はきっとカッコよく生きられる人だ。無理して忘れようとしなくても、カッコよくなる課程で、そのうち落ち込んでた原因が気になるどころか、忘れてしまうほど夢中になれる何かが見つかるはずだ。
頑張らなくていいんだよ。


自分を取り戻す為に少し離れた場所に行って
「あの気持ち、あの気持ち。」
って自分で言うの。
あの気持ち。ってのは自分がサイコーなときの気持ち。
もしくはサイコーだった時のそれ。
とりあえず、この場合[あの気持ち]がない人は使えないってゆーアイテム。
使い道はイロイロです。ご自由に。