spaerantha2009-04-21

■ツーリング
コケた(「当然っしょ!」と勝ち誇った顔をしています)。上り坂の急カーブだったのでスピードを落としていたからよかったんですけど、前をダンプカーが走っていたんですね。砂利を積んだやつが。ほんでカーブを曲がることによって受けた遠心力で砂利をばらまいてったんですよダンプのやつが。で、その前に高速道路でコンタクトがすっ飛んでいってしまっていたわたしは砂利コーナー直前まで砂利の野郎に気づけなくて、「あ、じゃりだ!あっぶね!!」て思った時にはもう遅くて滑りました。ガードレールに突っ込んだ。突っ込んだと言っても「なんでやねーん!もうええわ!」というあれではなくて、いやある意味なんでやねん!(なんでわたしばっかりこんなやねん!の意)なんですけど、突っ込んだというよりも『滑り込んで挟まった』という表現の方が正しいです。27歳、ガードレールと地面の間のあの空間にバイクごと挟まりました。自分から挟まれに行きました。こんな母親もいいだろう?退屈しないだろう?(子供も周りの人たちも)怪我はないです。まったくの無傷。滑り込んで何かと道路の間に挟まったのは2年半ぶりくらいだと思うんだけど、2年半前にトラックと道路の間に滑り込んだときも全くの無傷だったので、わたしはきっと奇跡を呼ぶ女なんだと思う。今も奇跡を呼んでる真っ最中なんだと思う。というより、これまで色々あったのに、いま生きてるのが奇跡なのかもしれない。

■バイト
久々に営業中にぶちギレた。店長が使えなさすぎる。レタスをぶん投げてやろうかと思ったけど食べ物を粗末にするのは自分の意思にあい反するやめた。大人だしね。大きなため息とイライラ感を出すだけにしておいたよ大人だから。

ipod
先月誕生日だったんですけど、地元の友人が「何にもお祝いしてないしプレゼントもまだ用意してないからリクエストに応えるよ!なにほしい?」て言ってくれたので、アイポッド!きみどりの!て勢いよくこたえたら「おまえはほんっとにみどりが好きな!」と呆れられて、そこから何故みどりが好きなのか?という話に持っていかれ、散々馬鹿にされ、終いには相手にされなくなり、プレゼント云々の話がなくなりそうだったので「お前ら5人でおかねを出し合ってわたしにきみどりのアイポッドを買ってくれたらすごく嬉しいです!」と言ったんだけど『みどり好きのやつに、はいどうぞ!っつってみどりいろのものをあげるのはなんだか悔しい』とまで言い出す根性がひん曲がったわたしの大切な友人たちなので、きみどりいろのアイポッドは手に入れられなさそうです。悲しい。

パタゴニア ごまん
その、コケたツーリングは榛名湖を目指していたんですけど、榛名湖って山の上にあって帰りは山向こうの伊香保に降りて、向こうっ側から帰ってくる、っていうルートだったんですね。計画自体が適当だったので結果的にそうなっただけなんですけど。で、日曜日の暑いくらいの天気が嘘なんじゃねーかって思うくらい昨日は当たり前のように曇りで、わたしたちが榛名湖に到着した時には霧雨が降っていて、わたしはこれまた当然のようにレインウェアの上下の下しか持って行っていなくて、つまり朝から寒かったのでごまんえんくらいで買ったあたたかいダウンジャケットを着てバイクに跨ったわけなんですけど、目的地に着く頃には霧雨のせいでジャケットはしっとりとしてしまい、帰り道には完全に雨だったのでごまんえんがびっしょり、という状態でした。下だけは持っていったやつを履いたのでちょう無敵だった。タイツ・ずぼん・雨合羽で全然寒くなかった。上も、ダウンの羽毛がしっかりと雨水の水分を吸い取ってくれて冷たいのが内側に沁みてきたりはしなかったから寒さに凍えることはありませんでした(泣いてません)(泣いてませんよ!)(防水スプレーしてくればよかった!!てハンドルを握りながらずっと叫んでた)。

小林かいち
雨に打たれながら山道を下っているわたしたちの目に飛び込んできたのは【足湯 無料】の文字。当初の予定では、帰りに温泉な!て言ってたんだけど、雨のせいで「全部脱ぐのめんどくさい。全部脱いで全身あったまるよりも、足が温まるだけだけど、靴下脱ぐ方がいい。」というずぼらな理由で、足湯行ってみっか!っつってたどり着いてみたら【足湯 入館者のみ無料】の文字。展示内容を見てみたら竹久夢二だったので、夢二だったら見てもいいよねー、ってなって入館。そこで初めて目にしたのが小林かいちの作品でした。謎の多い幻のデザイン画家と謳われていて、なんだそりゃと思ったんだけど、作品がかわいい。
大正から昭和にかけて木版絵師として京都で絵葉書や絵封筒などのデザインを手がけたかいち。ハート・月・星・薔薇・トランプ・十字架等の西洋的モチーフを使いつつ、着物を着た女性を描くもアールデコ風に仕上がる様式は当時としても衝撃的であり鮮やかで斬新なデザインは魅力的で、当時の女学生に大人気だったそうな。しかし、かいちの性別・生没年などは解明されながらも、正確な作品点数や私生活などは未だ不明な部分が多く、たいへん謎の多い幻のデザイン画家である。
みたいな事が書いてあった。とりあえず小林かいちの作品はかわいいので興味の湧いた方には是非見てみて欲しいです。あと、知ってる人少ないと思うけどプリンプリン物語の人形作家の作品もありました。爆笑した。
「足が温まるだけだけど」と馬鹿にしていた足湯ですが、足が温まったら体も温まって幸せになりました。調子に乗ってチャプチャプしていたら、持って行ったレインウェアのお陰で完全に乾燥した状態だったはずのずぼんを濡らしました。じゃばーってなって濡れた。「なんでわたしはこんなにばかなんだろう・・・?」てぼそっと呟いたら「もう直んねーよ^^」て言われたよ^^